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冬はノロウイルスなどの ウイルス性食中毒が多発します。 肝炎ウイルスによる食中毒にもご注意を 。

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冬はノロウイルスをはじめとするウイルス性食中毒が多発する時季です。平成27年の食中毒統計(厚生労働省)に よりますと、1 -3月にかけて発生した食中毒のうち、ウイルスが原因で起きたのは事件数で7割、患者数では9割以上を占めています。万が一発生した場合、感染拡大を防止するための堰吐物処理方法を知っておくことも重要です。また、近年は肉の生食など食生活の多様化に伴い、肝炎ウイルスによる食中毒も問題になっています。

食中毒を起こす肝炎ウイルスには、A型とE型の2つがあります。このうちE型は、平成28 年に過去最高の感染者を記録しています。E型肝炎は豚、イノシシ、シカなどの肉や内臓の生食、加熱不十分によって発症します。豚肉や豚レバーを生食用として販売・提供する ことは法的にも禁止されています。十分な加熱を行った上で、お客様に提供しましょう。

 

A型肝炎ウイルス

原因となる食品

カキなどの海産物、 にぎり寿司、肉類、レタス・青ネギなど の野菜、冷凍イチゴ・ラズベリー。

ウイルスの特徴

酸やアルコールに強い。体内に入ると消化管内でも死なず、糞便とともに排出される。

感染経路

ウイルスに汚染された食物などを摂取することやウイルスが付着した手で口に触れることにより感染 する(経口感染)。

対策

トイレに行った後や調理前は十分に手洗い・消毒をする。食品は十分に加熱する(85℃で1分以上)。

症状

潜伏期間は2-7週間(平均4 週間)。下痢、発熱(38℃以上)、倦怠感、吐き気・唱吐、黄痘、肝腫大など。小児は症状がなく、軽症の場合が多い。

E型肝炎ウイルス

原因となる食品

豚、イノシシ、シカなどの肉・内臓の生食や加熱不十分が原因で感染する。

ウイルスの特徴

熱に強く肝臓内で増殖し、糞便中に排出される。

感染経路

ウイルスに汚染された食物などを摂取することやウイルスが付着した手で口に触れることにより感染する(経口感染)。

対策

豚、イノシシなどの肉や内臓は生で食べずに、中心まで十分に加熱する(75℃で1分以上)。トイレに行った後や調理前は十分に手洗い・消毒をする。調理する時は皮膚の傷からウイルスが入り込まないよう注意する。生の肉や内臓の調理に使用した包丁、まな板などの調理器具は、調理済み食品や生で食べるものに触れないようにし、洗浄と消毒を十分に行う。

症状

潜伏期間は3-8週間(平均6 週間)。発熱、吐き気、腹痛、肝腫大な ど。妊婦は重症化する傾向がある。

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